July 05, 2006

ヴァージニア・ウルフなんてこわくない?

作 エドワード・オルビー 翻訳・徐賀世子  演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ
(出演) 
マーサ ・・・ 大竹しのぶ
ジョージ ・・・ 段田安則
ニック ・・・ 稲垣吾郎
ハネー ・・・ ともさかりえ
 
(概要・あらすじ)
結婚23年目を迎えた大学教授夫妻ジョージとマーサ(段田&大竹)。
結婚生活の惰性と幻滅の毎日の中で、二人はある刺激を求めていた。
ある夜、マーサの父である学長主催のパーティから泥酔気味で帰宅した二人は、パーティで知り合ったばかりの新任の助教授夫妻ニックとハネー(稲垣&ともさか)を自宅に招き入れる。
この初対面同然の若いゲストの面前で、ジョージとマーサはお互いの不満を爆発させ、激しく罵りあい、その露悪的な振る舞いはエスカレート。
やがて、その矛先は若夫婦にも向けられ、否応なくこの狂気のゲームに巻き込まれていく。
眠りを忘れた長い夜に繰り広げられる壮絶な戦い。果たして、彼らに夜明けは訪れるのか?!

 


1960年ごろの作品と聞いて、驚いた。まったく鮮度が失われていなかったからだ。
それだけ今の世の中が混沌としていた頃と同じってことか。
歴史は繰り返す。人間は進化し続けてるようにみえて、その実は同じところをただグルグルと巡っているだけなのかも。
21年もの間、嘘をつき続けてそれを続けてきた夫婦。
芝居を続けることでしか愛情を保てなかった二人は、削りあって、ぶつかり合って、つかれきっている。
しかし、体力あるなあ。。。気力がなきゃ続かないだろうな、と思った。
あれはあれで、夫婦の形なんだろう。すっごく疲れるけど。
若い夫婦がやってきたことで、保っていた均衡が壊れた。だから、今までの嘘も壊れた。
先に壊したのはマーサなのに、おびえてまるで子供のようになったのもマーサだった。

女優大竹しのぶ。いったい彼女はどこまで行くんでしょうか。
いやもう、この役はしのぶさんしかないですわ。
そして、それを受ける段田さんがこれまた素晴らしい。段田さん以外に出来る役者がいるであろうか、いやいまい。
若夫婦の吾郎ちゃんとりえちゃんも好演。
特に、りえちゃんは今まで観た中で一番良かったかも。
吾郎ちゃんも、SMAP稲垣吾郎ではなく、ニュートラルな感じがとてもよかった。

最大の難点は、チケットが本当に取りにくくてそれが惜しい。
たくさんの人に観てもらいたい作品。
この芝居をChoiceするセンスが素敵だ。プロデュースのセンスを感じた作品。

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September 15, 2005

ウインズロウ・ボーイ

今日、俳優座でウィンズロウ・ボーイを観て来たのだが、ココ最近で一番面白かった!!!
見逃さなくて良かったと思いました。

ハーフプライスなども出ていて、客入りがいまいちだったみたいだけど、当日券でかなりいっぱいになっていてよかった。
観られる方はぜひ!お見逃し無く。
18日まで六本木俳優座です。

ラティガンまつり

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September 11, 2005

ドレッサー /パルコ劇場

ロナルド・ハーウッド 翻訳 松尾和子  演出 鈴木勝秀
(出演) 
ノーマン/(ドレッサー)/西村雅彦
座長(サー)/平幹二朗
座長夫人/松田美由紀
マッジ/久世星佳
アイリーン/勝野雅奈恵
ソーントン/渕野俊太  
オクセンビー/加瀬竜彦
 
(概要・あらすじ)

1942年。第二次大戦下のイギリス、ロンドン郊外のある劇場。出しものは『リア王』。演じるのはシェイクスピア劇団の座長。この座長は、サーの称号が与えられているほどの名優だが、全て自分の思い通りにならないと気がすまない文字通りワンマン座長だ。
その日の午後、座長は街中で精神錯乱の状態に陥った。通りがかったドレッサー(衣裳係兼付き人)のノーマンが、座長の異常に気づき病院へ連れて行く。刻々と迫る開演時間に、コーデリア役である座長夫人、そして、二十年近く劇団に打ち込んできた舞台監督のマッジらは協議の結果、公演中止という結論を出した。しかし、ノーマンはもう少し様子をみるように懇願する。その時、病院をぬけ出して来た座長がそう白な顔で現われた。病院に電話をしようとする夫人を制し、医者は死刑執行人だと言い、公演は中止にするという夫人にそれはできないと言い切る。そして座長は公演の準備に 取りかかる。かくしてドレッサーの孤軍奮闘が始まる。しかし座長は、虚脱状態から抜け出すことができず、おびえる哀れな老人のままだ。今夜、何としても『リア王』を上演しなければならない…。必死になって『リア王』の仕事をさせようとするノーマン。刻々と迫る開演時間に焦るノーマン。突然泣き出したり、弱気になる座長をなだめたり、軽くあしらったりとありとあらゆる方法で公演を成立させようと奔走する。開演30分前。孤軍奮闘のノーマンはどうにか準備をすませ、あとは開演のべルをまつばかりとなる。遠くで鳴りひびく空襲警報のサイレン。やがて『リア王』の幕が上がる。それは座長にとっては、227回目の『リア王』だ。いざ舞台に立った座長は、全身の力をふりしぼって、いつになく力のこもった「リア王」を演じきるのだった……。

 
いやあ、もう何しろ何しろ何しろ、西村雅彦が上手すぎる。
上手いったら、上手いったら、上手いったら。
あそこまで完璧に作りこめるというのがすごい。1から10まで完璧に作りこんであったキャラクターだ。
そもそも、西村さんって素顔がぜんぜんわからないんだけど。
最初、キャラクター作りすぎ?!と思ったのだけど、そんなのはほんの10分くらいで消えた。
平幹二郎と並ぶにはあれくらいがちょうどよかったし。
それでやっぱり上手いからついつい目が西村さんのほうへいくのよね。
もっと重苦しい話なのかと勝手に思っていたが、意外と笑える芝居だった。
コミカルに感じるところもけっこうあったし。
芝居の世界って、狂気に満ちてるんだよなあ、しかし。
みんなちょっとずつ狂ってる。いや狂ってるわけじゃないんだけど。

松田美由紀さんも、ちょっとイメージと違って最初、わからないくらいだった。上手く化けていたというか、やっぱり役者ってすごいわー。

この芝居、そもそも役者が相当上手くないと、すごく眠たくなってしまうような気もして、このキャスティングが組めたことが素晴らしいと途中で思った。
内容が面白くないというわけではないが、関係性が複雑で微妙なので。

2時間40分の芝居だったが、飽きずに集中して楽しめた。

 
千秋楽。勝野ご夫妻をロビーで見かけたのは、お嬢さんが出演してるからだったのか・・・とこのレビューを書きながら気がついた。

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September 10, 2005

エドモンド /SISカンパニープロデュース

デイヴィッド・マメット  演出 長塚圭史
(出演) 
エドモンド ・・・ 八嶋 智人
バーテン/サクラ/質屋店主/伝道師/黒人囚 ・・ ・大森 博史
見物人/売春宿マネージャー/フロント係/教戒師 ・・ ・酒井 敏也
バーマネージャー/詐欺師/質屋店員/取調官/看守・・ ・小松 和重
バーの男/チラシ配り/質屋客/ポン引き/警官 ・・ ・中村 まこと
ピープ・ショーガール/売春婦/書記 ・・・平岩 紙
占い師/ホステス/サクラ/帽子の女/看守 ・・ ・明星 真由美
エドモンドの妻/サクラ/グレナ ・・ ・小泉 今日子
 
(概要・あらすじ)

"あなたは、ご自分が本来いるべき場所にいらっしゃいませんね。。。。。"
ニューヨークに暮らす、平凡なサラリーマン・エドモンドは、ある日、占い師にこう告げられる。
この言葉をきっかけに、妻の怒りを買い、家を追い出された彼は、イカサマ賭博師、ポン引きや娼婦たちが徘徊する怪しげなニューヨークの夜の街へとさまよい出す。
行く先々でもみくちゃにされるエドモンド。
放浪の果て、彼がたどり着く結末は・・…。

 

出演メンバーを見ると、コメディやるようなイメージなんだけど、演出が長塚氏なことを考えるときっと一癖ある本なんだろうなあと思っていた。
何の前情報も調べずに、ふらーっと観にいってしまったので、かなりしんどかった。
いやあ、しんどい芝居、久々に観たなあ。
1時間35分の短い芝居なのに、すごく長く感じて、途中で時計を見てしまった。
自分は何者で、どんな欲求を持って生きるのかという心情の渦みたいなものが重くて、でも、この人が行き着く先はどこなのかが見届けたくて観たという感じがする。
最後のシーンで、エドモンドは救われたんだろうと思うけど、あそこが救いの場所だとすれば、人生は哀れなものだと思わざるを得ない。
冒頭で占い師が「あなたが居る場所はここではない。あなたは居るべき場所にいない。でもその場所が今よりもよい場所であるとは限らない」というようなことを言っていたのが、結局ラストへの伏線なんだな、と思った。

占い師を明星真由美さんが演じていたのだが(エドモンドの八嶋さん以外は複数の役を演じ分けている)第一声を聞いて、しびれた。
4年ぶりとは思えない、艶やかな声だった。
ああ、この人のこの声が本当に好きだったと思い出して、うっかり泣きそうになったほどだ。
氣志團のマネージャーは辞めて、女優として完全に復活するらしい。
大変嬉しいわ。
4年前よりも柔らか味が増したような気がするし、これからの活動が楽しみ。

小泉今日子。アイドル時代の全盛期を知るものとしては、この人は普通になったことに違和感がある。役者としてはとても成長したんだなあと感慨深いんだけど。
不良っぽい格好のときは、キョンキョンを髣髴させた。

八嶋さんは、バラエティのイメージを払拭したかったのだろうか。
今までとかなり違う役どころで、挑戦したなあという感じ。
そして、上手く演じていた。
狂気に取り付かれて、やがて自分を見失い、最後は自分の居場所を見つける。
あれが彼の幸せだったのかわからないが。
そういうところが上手くでていたなと思った。

 

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September 08, 2005

スケッチブックボイジャー/演劇集団キャラメルボックス

作 ・  演出 成井豊
(出演) 
APOLL0(アポロ)
のはら 坂口理恵
諸星 大内厚雄
カケル 畑中智行
夕顔 前田綾
三太夫 山田幸伸(GUEST)
ダイゴ 岡田達也
ヤマアラシ 中村恵子
ジャコウ 岡田さつき
マサムネ 多田直人
冒進 渡邊安理
揚飛 實川貴美子
館長 阿部丈二

GEMINI(ジェミニ)
のはら 大森美紀子
諸星 西川浩幸
カケル 細見大輔
夕顔 真柴あずき
三太夫 山田幸伸(GUEST)
ダイゴ 三浦剛
ヤマアラシ 大木初枝
ジャコウ 温井摩耶
マサムネ 筒井俊作
冒進 青山千洋
揚飛 岡内美喜子
館長 左東広之
 
(概要・あらすじ)

少女まんが家「のはら」の描くSFアドベンチャーの世界と、「のはら」の日常とが交錯するメタフィクション。

 

【アポロ】
小川江利子さんが辞めちゃったのを知ったのは、おじいちゃんの夏を観にいって、劇場でお見かけしたのを友人に言ったら、「辞めちゃったねえ」と言われたから。
加藤さんのあとがきを読んだら、やっぱり本当だったんだ・・・となんだかとても寂寥感が漂う。いい女優になれると思ったのになあ。もったいない。舞台女優としては声が難だったけど(喉が弱そうだった)、あの笑顔はとても魅力があった。
女優は辞められるそうだ。
スケッチブックボイジャー。アポロとジェミニの完全ダブルキャストで上演。
これはビデオでしか見てなかったので、今回が初。
坂口さんと大内くんのコンビは、なんとなく新鮮な気がする。坂口さん、安定してるなあ。
書いてる漫画を同時進行で見せるっていう手法。
でも、なんかキャラメルではもうこういうの見飽きたなあという印象もなきにしもあらず。
火星なのになんでサッカーなんだ?とか。

ダイゴとヤマアラシのコンビが見られて幸せ。
もうこの二人だけずーっと見たい。
岡田達也のやった役の中では、1か2かくらい好きだわー。まさにはまり役。これが見られたのが嬉しくてねえ。
それだけで満足さ。

グリーンも見るけど、この二人は出ないので残念なのねー。
ダイゴとヤマアラシは、岡達&中村恵子コンビで見たい。

チケット忘れたのに、予約番号で入れてくれた。
ぜったい入れてくれるとわかっていたので、心配していなかったがやはりありがたかったです。

 
【ジェミニ】
やっぱり大森さんと西川さんのコンビは、いいなあ。
今回は、ダイゴとヤマアラシではなくて、のはらと諸星のコンビを中心に見た(笑)
みんなにわかりやすい、わかりやすすぎるストーリーで、そして破天荒だけど、夢と冒険を求めているキャラメルらしい芝居だなあと思う。
今日のゲストは津田匠子さん。歌うたっていきました。
20周年があるのも、この二人のおかげだ、と言ってたけど、きっとそれが本心なんだろうなあ。
20年というのはやはりすごい年月だ。

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August 18, 2005

おじいちゃんの夏 / G2プロデュース

作 ・  演出 G2
(出演) 
おじいちゃん・・・小須田康人
あゆみ・おばあちゃん ・・・武藤晃子(TEAM 発砲・B・ZIN)
お父さん ・・・廣川三憲(ナイロン100℃)
おかあさん ・・・佐藤真弓(猫のホテル)
あゆみ同級生・・・高木珠里(ドーナツもぐもぐクラブ)
あゆみ同級生・・・小野ゆたか(bird's-eye biew)
やくざ・・・及川直紀(リリパットアーミーⅡ)
先生・・・粟田麗

お嬢・・・小沢真珠

 
(概要・あらすじ)

暑かった。わけもなく切なかった。うれしいのに涙が出た。
夕立に打たれた。虹の下で笑った。
いろんなことが駆け抜けたあの夏の雲の下に、おじいちゃんはいた。

 

初演を見逃したので、再演があると聞いて喜んで観にいく。
初演は青山円形だったけど、今回は
おじいちゃんとおばあちゃんの関係に憧れる。
ずーっと一緒に居て、幸せだったと言って死ねる関係。
ぼけちゃったおじいちゃんが、あゆみにおばあちゃんの言い残した「あれ」を伝えるために正気に戻った(と思う)こと。
少し懐かしくて、少し寂しくて、そして温かい気持ちになる芝居。
子供のころのいろんな思い出を思い出して、ちょっぴり切なくなる。
線香花火のシーンがとても好き。あの花火の匂いは、人をセンチメンタルにさせるなあ。
線香花火なんていつ依頼やってないだろう?
あのチリチリと光る花火を見ながら、考えたいろんなことを、もうすっかり忘れてしまったけれども、あの時一緒に花火をした相手は覚えているものだね。
小沢真珠さんが、なぜ小学生の役?と思ってたけど、途中で「なるほどね」という役柄だった(笑)小沢さんは牡丹と薔薇で、すっかりイメージがついてしまったような気がするが、小沢さんの役の少女が、クイズ番組にどうしてもでたかった理由が、「お父さんが喜んでくれたから」というところで、うっかり泣いてしまった。

あゆみの両親はどうしようもない人たちではあったけれど、たぶんああいう人たちも居るんだろうって思ったし、そして、何も考えていないように見えるけれど、子供を愛していないわけじゃないってところが、やはりファンタジーっていうか。優しい芝居だったなあ。

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新編・吾輩は猫である / SISカンパニー

宮本 研  演出 井上 尊晶
(出演) 
鏡子 ・・・小林 聡美
漱石 ・・・高橋 克実
ネコ ・・・高橋 一生
お手伝い・・・梅沢 昌代
寒月 ・・・坂田 聡
迷亭 ・・・ 山崎 一
二葉亭四迷 ・・・ 綾田 俊樹
 
(概要・あらすじ)

神経質で偏屈で一風変わった夫と、生まれつきノンキで大雑把な性格の妻・鏡子。
夫が神経を病んだときも、胃潰瘍で床に臥したときも、
その言葉や態度とは裏腹に、深い愛情で妻は夫を包み込む……。
それなのに、世間が妻に与えた風評は<稀代の悪妻>。
そう、夫の名は金之助、のちの文豪・夏目漱石。
相性がいいのか、はたまた悪いのか。夫婦とはいつの世も不思議なもの。
ちょっと変わった夫婦の愛情物語。

 

悪妻として名高き漱石の細君、鏡子。
でも、小林聡美の鏡子はとっても愛らしくて、魅力的だった。
くるくると代わる表情もいいし、頑固で融通が利かない夫に尽くしていた。
場面展開が、上手くて、舞台の使い方がいいなーと思った。
白い女のシーンは、すごく幻想的で、きれいなので驚いたくらい。
鏡子と漱石のあいだにある、絆みたいなものがとても良かった。
周りの人々も面白かったし。
夫婦というのは端から見ているだけではわからないことばかりだなあ、と思う。
他人が一緒に長く暮らす、というのはそういうことかも知れません。

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August 17, 2005

トーキョーあたり 劇団健康 vol.15

作 ・  演出 ケラリーノ・サンドラヴィッチ
(出演) 
犬山イヌコ、大堀こういち、KERA、新村量子、手塚とおる、藤田秀世、峯村リエ、みのすけ、三宅弘城、横町慶子(五十音順)
 
(概要・あらすじ)

注意(観に来ないでいい人リスト)
1. 12年前に第14回公演を最後に解散した劇団が、12年振りに第15回公演をやることについて、異論がある者は観に来ないでよろしい。
2. テーマとかなきゃやだとか、泣けなきゃやだとか、お話がわからないと具合が悪くなるそして具合が悪くなるのはやだとか、そんな文句を言う人はやだ。来ないでよろしい。
3. 今外国で入院中だし、8月はなんだかんだ仕事が忙しいし、いとこの結婚式もあるし、だからごめんなさいとても解散した劇団の公演を観には行けませんごめんなさい。来ないでよろしい。
4. 来ないでよろしい。
5. 笠井健次郎くん、鈴木春奈さん、安岡力也さん(暴れるから)、伊勢正三さん(暴れなそうで暴れるから)、宇多田ヒカルさん(どうせ来ないから)、リチャード・ギアさん(ほしくないのにサインもらった)、だからもし、 【ホームページより】

 
かなり遅いレビューアップになってしまった・・・。
とにかくめっちゃ可笑しくて、笑った笑った。
ナンセンスすぎる。
映像とのコラボもとてもよかった。
何がいいって、役者・手塚とおるさんがよすぎっ。
ナイロンのベテラン勢(なのか?)の犬山さんや峯村さんや三宅さんやらもおかしすぎる。
もう役者は引退してしまった女優さんもこのために復帰したらしいんだけど、この方がまたおかしすぎた。
久々に劇場でこんなに笑ったなあ。
内容なんかどうでもよくて(意外とシニカルだったかも)、これだけ笑えたのでもうそれで元はとったという感じ。

ケラさんが出演するってなってたけど、普通にケラさんとして出演してて、「出演ってなってるからには、野田秀樹とか松尾スズキとかみたいに笑いをとるとかさあ」って手塚さんにつっこまれながら、ゴミ箱にキレイの本を捨ててみたり(笑)
キャラメルネタで、腹をかかえて笑う。なんでこんなに可笑しいのか(笑) っていうかこのためにTシャツ買ったのね?!って思ったら余計笑うし。

カーテンコールで「またやったとしても、今回みたいな感じなんで今回つまらなかった人はこないでください」って言ってて、ウケた。

WOWOWでやるらしいので、楽しみ。たぶん映像でも面白いだろう~~。

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August 04, 2005

ダモイ~収容所(ラーゲリ)から来た遺書~

作 ・  演出 ふたくちつよし 原作・辺見じゅん
(出演) 
平田満/阿南健治/新納敏正
 
(概要・あらすじ)

2005年は終戦から60年目に当たります。
この不透明な時代に、今尚、戦争の文字が日常から消えることはありません。
今回の「ダモイ~収容所(ラーゲリ)から来た遺書~」は、1989年辺見じゅん著「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」を基に書かれました。第21回大宅壮一ノンフィクション賞、第11回講談社ノンフィクション賞を受賞したこの作品は、第二次大戦後、シベリアに抑留された男たちの物語です。
敗戦から12年目に遺族が手にした6通の遺書。
ソ連軍に捕われ、極寒と飢餓と重労働のシベリア抑留中に死んだ山本幡男氏のその遺書は、彼を慕う仲間たちの驚くべき方法により厳しいソ連監視網をかいくぐったものでした。
悪名高き強制収容に屈しなかった男たちの、したたかな知性と人間性を発掘した辺見じゅん珠玉の書です。声高に戦争の罪などを問うわけでもなく、ただ真摯に生きる人間の姿を淡々と描くこの書の中に、これからの生きるヒントがいくつも隠されています。戦後60年の節目に贈る、人間再生の物語。

 

客席多様。老いも若きもと言う感じ。
終戦となっても、シベリア強制収容所に捕虜として捕らわれていた人たちの実話。
実際の息子さんもお見えになっていて、カーテンコールで紹介されていた。
客席から拍手を受けて、涙ぐんでいらっしゃったのが印象的。(もちろん貰い泣きした)
シベリア強制収容所で、もう戦争が終わっても先の見えない捕虜生活を送る人たちが、どうやって生きる希望を持っていたか。
とにかく、圧倒的な史実の前に、ただただ、唖然とし呆然とし、そして、こんな風に強く生きられる人がいたのかと感銘を受ける。
自由のない生活の中で、拘留されながら、それでも自分の信念を持って、生きている。
喉頭癌に侵され、余命幾許もなくなった状況でも、自分を見失うことなく、家族へ遺書を残す。
その遺書を持って帰ることはできないからと、一言一句漏らさないように暗記する仲間たち。
あの酷い環境の中でも、懸命に真摯に自分の人生と向き合い、生きている。
諦めずに思い続けること、それが伝わること。
人生はとても不条理だと思うけれども、それでも諦めないっていうことが、どんなにすごいのかを見せてもらった気がした。
重いテーマではあるが、ラストの3人の笑顔は清々しく、それに救われた。

あの遺書を受け取ったら、いい加減に生きることは出来ないだろうと思った。
それが故人の思いだったかも知れない。

 

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July 23, 2005

キレイ~神様と待ち合わせした女~ / シアターコクーン

作 ・  演出 松尾スズキ
(出演) 
ケガレ ・・・鈴木蘭々
ミサ ・・・高岡早紀
ハリコナA ・・・阿部サダヲ
カネコキネコ ・・・片桐はいり
ダイズ丸 ・・・橋本じゅん
マジシャン ・・・ 宮藤官九郎
ジュッテン ・・・大浦龍宇一
カネコジョージ ・・・松尾スズキ
ダイダイカスミ ・・・秋山菜津子
ハリコナB ・・・岡本健一

 
(概要・あらすじ)

民族解放軍と名乗る誘拐犯に7歳から10年間、地下室で監禁されていた少女。少女は地上に出て全てを忘れ、自らを“ケガレ”と名乗る。戦時下で強かに生きているカネコ一家に拾われたケガレは、きれいな花を見たいという欲望と、自分の身体の分だけ小銭を貯めることを目標に逞しく成長してゆく。大人になって忌まわしい過去を思い出し、自分の軌跡を辿ってゆくと・・・
 


なんと、関東地方に震度5弱の地震。
電車が2時間半も止まり、劇場にたどりついたのは、もう20時半くらいだった。
一幕めのほとんどを零してしまって、話がまったくわからなくなってしまった・・・。
5年前の初演は見ているが、ハリコナの阿部さんがめっちゃ可愛かったことくらいしか覚えてない体たらくで、見ているうちになんとなく、ああ、そうだ、戦争してた、とか思い出すものの、思い出すことに従事してしまい、なんだかなあ・・・とほほな感じでした。
でもなんだか懐かしい気持ちもしたし、大変な思いをしてたどり着いたので感無量でもあったし、相変わらずテロテロしているけど、なんか言いたいことは伝わってくるような、ミュージカルなんだか、ただの芝居なんだかわからないところが好きだなーと思った。
でも、やっぱり芝居は最初からちゃんと楽しんだほうがいい(笑)
ようやく取れたチケットだったのに、残念だったわー。

 

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