ヴァージニア・ウルフなんてこわくない?
作 エドワード・オルビー 翻訳・徐賀世子 演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ
(出演)
マーサ ・・・ 大竹しのぶ
ジョージ ・・・ 段田安則
ニック ・・・ 稲垣吾郎
ハネー ・・・ ともさかりえ
(概要・あらすじ)
結婚23年目を迎えた大学教授夫妻ジョージとマーサ(段田&大竹)。
結婚生活の惰性と幻滅の毎日の中で、二人はある刺激を求めていた。
ある夜、マーサの父である学長主催のパーティから泥酔気味で帰宅した二人は、パーティで知り合ったばかりの新任の助教授夫妻ニックとハネー(稲垣&ともさか)を自宅に招き入れる。
この初対面同然の若いゲストの面前で、ジョージとマーサはお互いの不満を爆発させ、激しく罵りあい、その露悪的な振る舞いはエスカレート。
やがて、その矛先は若夫婦にも向けられ、否応なくこの狂気のゲームに巻き込まれていく。
眠りを忘れた長い夜に繰り広げられる壮絶な戦い。果たして、彼らに夜明けは訪れるのか?!
1960年ごろの作品と聞いて、驚いた。まったく鮮度が失われていなかったからだ。
それだけ今の世の中が混沌としていた頃と同じってことか。
歴史は繰り返す。人間は進化し続けてるようにみえて、その実は同じところをただグルグルと巡っているだけなのかも。
21年もの間、嘘をつき続けてそれを続けてきた夫婦。
芝居を続けることでしか愛情を保てなかった二人は、削りあって、ぶつかり合って、つかれきっている。
しかし、体力あるなあ。。。気力がなきゃ続かないだろうな、と思った。
あれはあれで、夫婦の形なんだろう。すっごく疲れるけど。
若い夫婦がやってきたことで、保っていた均衡が壊れた。だから、今までの嘘も壊れた。
先に壊したのはマーサなのに、おびえてまるで子供のようになったのもマーサだった。
女優大竹しのぶ。いったい彼女はどこまで行くんでしょうか。
いやもう、この役はしのぶさんしかないですわ。
そして、それを受ける段田さんがこれまた素晴らしい。段田さん以外に出来る役者がいるであろうか、いやいまい。
若夫婦の吾郎ちゃんとりえちゃんも好演。
特に、りえちゃんは今まで観た中で一番良かったかも。
吾郎ちゃんも、SMAP稲垣吾郎ではなく、ニュートラルな感じがとてもよかった。
最大の難点は、チケットが本当に取りにくくてそれが惜しい。
たくさんの人に観てもらいたい作品。
この芝居をChoiceするセンスが素敵だ。プロデュースのセンスを感じた作品。



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